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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第196章 196




この日、とうとうやって来たFriendsDay当日。
事前準備に勤しんだスタッフは未だ放送の準備に明け暮れているが、出演メンバーたちは各々楽屋で出番を待っていた。

「……龍くん、天、楽…頑張ってくるね」

控室。
準備を終えあとはステージに上がるだけだ。
天と楽のネックレスをおねだりして借り、龍之介とのペアリングを嵌め、胸に手を当てはそっと目を閉じる。

「さん!ステージの方へお願いします!」
「はい!」

スタッフの案内でメインステージに向かい、マイクを受け取りモニターから客席の様子を見る。

「お客さんいっぱい!」
「そうね。みんな楽しみにしてる」
「たーっくさん盛り上げちゃおうね!」
「はい!」

Re:vale、IDOLiSH7、の十人が集まり、皆で円陣を組む。

「ここから24時間!ノンストップで視聴者のみんなを楽しませよう!」
「おっす!」
「気合い入れていくよー!」
「おー!!!」

百の掛け声に応え、声を上げればステージへと上がっていく。
歓声の中スタッフのカウントダウンが始まったのを視界の端でとらえれば、それぞれの位置へとつく。
FriendsDayの、幕開けである。

『みんなー!とうとうこの日が来たよー!Re:valeのモモと』
『ユキです。FriendsDay、24時間皆を楽しませるから、ついてきてね!』
『今回のメインパーソナリティにRe:valeのお二人を迎え、更にIDOLiSH7の皆さんとさんをサブパーソナリティとしてご参加いただきました!』
『こんばんはー!俺たち』

IDOLiSH7です!
と手を上げ、七人それぞれ自己紹介をすれば大きな歓声が上がる。

『みんなにいっぱい楽しんでもらえるように、俺たちも目いっぱい楽しみます!』
『24時間走れっかなぁ、俺』
『頑張ってくれよぉ、リーダー!そして今回の紅一点!ちっこいくせに頼もしいぜ!な、!』
『はーい!みなさーん!こーんばーんはーっ!です!』

三月に振られ、は一歩前に出て客席に手を振る。
その笑顔に、皆大歓喜である。

『ここにいるみんなも、テレビの前のみんなも、目いっぱい楽しんでください!先輩方のサポート全力で頑張りまーす!』

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