君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第192章 192
興奮冷めやらぬに微笑み、龍之介は天と楽を呼びながら少しスマホを離して、TRIGGER三人が画角に映るように調整した。
「天ー!楽ー!会いたかった!」
『僕も』
『俺も』
『』
「ん?」
『『『大好きだよ』』』
「はわ…」
三人からの突然の愛の言葉に、は真っ赤になり、にまにまと頬を緩ませる。
「何ー?嬉しいっ!何ーっ?」
『さっきの放送、もうラビッターとかに上がってるんだ。がマイクなしで俺たちに大好きって伝えてくれたところ』
「え、そうなの?」
先程から後ろでTRIGGERとの会話を聞いていたIDOLiSH7の面々は、羨ましげな様子を一変させ各々スマホを取り出してラビッターを開いて確認する。
「、これ」
三月が見せてくれた画面には、テレビ画面を移したような動画が多数タイムラインに流れているものだった。
「ホントだー!」
『さっき百さんが見つけて見せてくれて、俺たちすごく嬉しくて…それで電話したんだ』
『しっかり俺たちにも届いたぞ』
『客席の歓声と拍手も聞こえた。ありがとう、』
「…へへ、こちらこそありがとう、嬉しい。TRIGGERを大画面で見れた。踊ってる姿を届けてくれてありがとう。みんな大好き。心から愛してる」
『ちゃーん!俺たちはぁ?!』
向こうでも後ろでRe:valeの二人が聞いていたらしい。
楽と龍之介に乗っかるように、百と千が顔を覗かせた。
「百さん!千さん!勿論、お二人も大好きです!最高のサプライズ、ありがとうございました!」
そう言って幸せそうに微笑むに、皆が皆、ほっこりと頬を緩ませるのであった。