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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第191章 191




「げっ」
「随分とご挨拶だな」

翌日、昼前に東京へと戻ったはそこでTRIGGERと分かれ、万理と合流して打ち合わせへとやって来た。
歌番組の打ち合わせだが、そこにいたのはZOOLの面々。
共演するのは分かっていたが、まさか当人たちがいるとは思わなかった。
うっかり本音が漏れ出たに、虎於が反応しを見た。

「失礼しました。ZOOLさん、本日は宜しくお願いいたします」

にこりと微笑みながら一礼し、挨拶をしてからはZOOLから離れた位置に座り資料に目を落とす。
隣に万理が座り、がっちりガードである。

「京都、どうだった?」
「最高でした!おかげでお仕事やる気満々です!」
「それは良かった。少しは休めた?」
「はい、心身ともに超元気です」

にぱりと微笑むに満足げに頷き、万理はとともに資料に目を落とす。

「そういえば、十くんまた出かけるって?」
「はい。Re:valeのライブ見にこないかって誘われたらしくて…福岡?だったかな。私もちょうど生の歌番組がありますもんね。IDOLiSH7と」
「そうだね。今回も寮は戻らず?」
「そうですね。マンションの方が仕事道具とか揃っちゃってるので」
「了解」

互いに頷き合ったところで、スタッフがやってきて打ち合わせが始まる。

「曲順ですが、まず最初にさんが二曲ですね」
「はい」
「そしてZOOLの皆さんにも続けて二曲お願いします」
「はい」
「さんには後半にも曲発表がありますが、こちらはカバーですね」
「はい。……曲が変わってますが」

資料を見ながらはスタッフに視線を向ける。
スタッフもその視線を受け、申し訳なさそうに頷く。

「すみません、TRIGGERはどうしても歌わせられないと上から…」
「わかりました。第二候補のRe:valeさんの曲に変更ですね」

予めリクエストを聞かれ、数曲候補を上げて答えておいたが、やはりTRIGGERの曲は却下されたらしい。
聞いておいてなんなんだ、と思いながらも、ごねても仕方のないことと既に分かっているは素直に頷き、変更を資料に書き込む。

「FriendsDayの宣伝にもなりますし、Re:valeさんの曲を歌わせて頂けるのは有り難いです」

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