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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第182章 182




「そうだね。俺たちの公式ラビッターやラビスタにも、沢山コメント来てて、休憩時間みんなで見たよ」
「みんな楽しみにしてて、本当にそれだけで幸せ。それを明日みんなと共有して過ごせるのが本当に楽しみ!あ、そういえば…ホール着いたとき、九条さんに会ったよ」

の言葉に、天がそちらを見る。

「そうなの?」
「うん。そういえば…私は天と同じなんだって言ってたけど、どういう事なんだろ?」
「……同じ…。…プロ意識は確かに僕と似てるところはあるよね」
「ええ?恐れ多いなぁ…天程しっかりとした意思は持ってないと思うんだけど…」
「そう?でも九条さんが似てるっていうなら、そうなんじゃない?」
「かなぁ、だったら…嬉しいけど」

呟きながら龍之介の肩に頭を乗せ、は微笑む。

「もうすぐお店つくよ。お腹空いた?」
「うん、リハも気合入れてたから、ぺこぺこ」
「ふふ、沢山食べてね」
「明日に響かないようにね」

そう言って頷く天に、美味しいから食べ過ぎちゃうかもよー?とくすくす笑う。

「私のおすすめのお店だから、天も楽しんでね」
「うん。ありがとう」

素直に礼を言うようになったなぁ、とが微笑み再度龍之介にすり寄れば、天は小さく微笑みそして車窓を流れる街を眺める。

「僕と同じ……九条さん…ダメですよ…」

そんな天の小さな呟きは、誰の耳にも届くことは無かった。

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