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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第169章 169




Friends dayの打ち合わせは再編成に伴う簡単な流れの説明のみで早めに終わることが出来、とIDOLiSH7のメンバーたちは音楽番組の収録スタジオへとやって来た。

「おはようございます!よろしくお願いします!」
「おはようございます!宜しくお願いいたします!」

スタジオにいたスタッフや共演者に挨拶をし、楽屋へと向かう。

「お、っち楽屋となりじゃん!」
「いえーい!やったね!着替えとメイク終わったらみんなの楽屋行っていい?」

の問いかけに、IDOLiSH7のメンバーはもちろんと頷く。
ZOOLの楽屋もそこまで離れていない。
スタッフは楽屋にも待機しているが、出来うる限り一人になることは避けた方が良いだろう。

「よぉ、」
「あら、セクハラ大魔王様、おはようございます」

後ろから声を掛けられ振り向けば、ZOOLの四人。
のセクハラ大魔王発言に、虎於以外の三人は静かに笑いを堪えている。

「、着替えとメイク入ろうか」
「はーい。狗丸さん、棗さん、御堂さん、いすみん、本日は宜しくお願いいたします」
「おう」
「ええ」
「いすみん言うなって言ってんじゃん!」
「ああ…」

きちんと礼をしにこりと挨拶をすれば、は万理と共に楽屋へ入る。

「お前ら、そんな目つき悪かったか?」

トウマの言葉に他のメンバーがIDOLiSH7へと視線を向ければ、じろりとZOOLを見つめる七人。
特に虎於への環への視線が殊更に厳しい。

「うぐぬぬぬ…」
「四葉さん、落ち着きましょう。ここで騒いでもさんに迷惑がかかるだけです」
「わがっでる…」

それをやって良いのは当事者のと、そのパートナーである龍之介だけだ。
だけど、を泣かせた虎於のことは、どうしても腹が立つ。

「皆さんも着替え入りましょう!」
「うーす」
「はい」
「はーい!」

不穏な空気を感じ取った紡がIDOLiSH7のメンバーを楽屋へ送り込み、ZOOLに一礼し自らも続く。

「御堂さん、恨まれてますねぇ」
「羨ましがってんだろ」
「すね蹴られたこと?」
「脛、蹴られてましたけどね」
「気が強い女は嫌いじゃないぜ?」

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