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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第162章 162




「ん…俺だ。もしもし?」
『龍、大丈夫だったの?』

電話の相手は天であった。
そういえば連絡忘れてた、と苦笑し、龍之介は頷きながら大丈夫だよ、と伝える。

「今、の部屋にいるよ」
『なんだ…帰りの連絡ないから心配したじゃない』
「ごめんね、天」
『無事なの分かったから良いよ。ご飯どうするの?』

漏れ聞こえてくる天の声に、お母さんみたい、とはくすくす笑う。

「がシャワー浴びるから、それから戻るね。ご飯は…、何食べたい?」
「うーん、天と楽で決めてもらえたら有難いかも」

今食べたいの浮かばないや、と苦笑するの言葉を伝えれば、冷蔵庫から適当に作るね、と返される。

『あと、シャワー一緒に入って長引かせないでよね』
「う……気を付けます」
『じゃあ』
「うん、ありがとう。ご飯よろしくね」

バレバレが過ぎる天に苦笑し、電話を切れば龍之介はを見て、お風呂入ろうか、と返される。

「うん!」
「天に早く来なさいって言われたから、えっちはご飯のあとね」
「にゅー…我慢する」
「良い子」

すっかり元通りなの頭に口付け、龍之介はにこりと微笑む。

「さ、シャワー浴びよ」
「はーい。龍くん」
「ん?」
「へへ、大好き」

きゅう、と抱き着いてくるをそのまま抱き上げ、龍之介は微笑み口付ける。

「本当に、可愛い」
「ありがとう。…そんな褒めたら照れちゃうよぅ」
「照れてるも可愛い」
「もーっ。…大好きっ」

抱き着いてくるにくすくす笑いながら、俺も好きだよ、と微笑み、龍之介はゆっくりと風呂場へ向かうのであった。

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