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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第16章 16



~おまけ~

「ね、あの子女優さんかな?可愛かったよねー!」
「十龍之介って、今度ドラマ初主演するよね。今度のスペシャルドラマ!CMもやってたし、その相手役の子かも…!」
「龍の相手役とか羨ましいー!」

ひそひそと、時には周りにも聞こえる声で、二人についての会話が聞こえてくる。

「いつやるんだっけ?」
「来月じゃなかった?CMだけでも歴史ものなのに見やすそうだったよ」
「それまで番宣とかで龍之介いっぱい出るよね!全部録画しよっと」

そんな周りの声に、監督は満足げに頷く。

「いやぁ、敢えて二人でテーブル座らせて正解!良い宣伝になったねぇ!」
「あ、だから俺らこんなにきっちきちで座らされたんすね……」

俳優たちに食事をのびのび食べて欲しいと慮るわけでは無く、ただ単に宣伝効果を狙ったという監督の言葉に、スタッフたちは苦笑するしかなかった。

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