君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第151章 151
微笑みながらに服を着せ、自らも着替える。
が、シャツを脱いだ瞬間背中に抱き着かれる。
「あはは、こーら。ちゃーん」
「ふふふ…しゅきー」
「もー、可愛いんだから」
くすくす笑いながらが抱き着いていても、そのままTシャツを羽織る龍之介は、大分の扱いにこなれている。
「はい、着ちゃったよ」
「んー…」
「っ…こら、つけたでしょ」
背中にちり、とした刺激を感じ、龍之介は首を捻り背中のふくらみを見る。
そのふくらみがもぞもぞとした後、ぷはっと出てきた満足げな笑みのの愛らしさに、思わず笑みが浮かんでしまう。
そもそも怒る気などさらさらないが。
「はは、可愛い。よし、そろそろ良いと思う?」
「うん、うちの事務員をはじめとしたスタッフは有能だからね」
「よし、じゃあ行こっか」
にこりと微笑めばが頷き抱き着いて来る。
「いい部屋見つかるかな」
「近ければ近いほどいいよね。龍くんと直ぐ会えるとこ」
「セキュリティはしっかりしてるところが良いな。心配だし」
そんな会話を交わしながら、手荷物など簡単に出かける支度をし、二人連れたって出かけるのであった。