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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第140章 140




「うん。は体のバランスが綺麗だから、大体どんなダンスも映えるんだよね」

の頭を撫でながら微笑めば、嬉しそうに微笑みその手にすり寄る。

「あの振り付けは、龍だからこそできたよな」
「そうかな?」
「の可動域とか、身体の柔らかさ知ってないとあの振り付けにはなんねぇだろ」
「そこまで意識してたわけじゃないけど…の良さを最大限発揮できるようには考えたつもりだよ」

どこまで腕を伸ばせるか、身体を曲げられるか、足はどこまで上がるか、様々なことを考えながら振付を考えた。

「始めて振付指導してもらったときはさすがに筋肉痛になったよ。私の限界値知ってる人じゃなきゃ、こんな振りにしないよなーって思ったね」
「なら出来るって思って、結構無理させちゃったよね」
「でも、今まで踊ってきた曲のダンスも深みが出たって言われるようになったんだよ。龍くんの振り付けをマスターできたからこその結果だと思ってる」

だから、ありがとう。
そう言って微笑むに笑みを返し、龍之介はそっとの頭を撫でる。

「そう言ってもらえて嬉しいよ。俺こそありがとう、」
「へへ、どういたしまして」
「お、デモ届いたぞ」
「聞きたーい!!」

四人で聞き始めたその音は、心が躍り出すような、わくわくきらきらとした、楽しい曲だった。
がうずうずと体を揺らしているのに気付いた龍之介はくすりと笑い、踊ろっか。と立ち上がってに手を伸ばす。

「うんっ!」
「曲入り前のポジションによるけど、前奏でみんなが集まって…曲の入りがサビから始まるから、そこから始めよう」

TRIGGERとの四人で作り上げた振り付けは、日付が変わる頃に大まかな部分が出来あがった。

「でき……た…」
「眠い…にぇむい…目が…目が開かない…龍くん…ぎゅ、して…ぎゅー…」
「、もうちょっと頑張って、後でいっぱいしてあげるから」
「うぅ…眠い…環ぃ~~終わったー…?」
「なんとかー…ねんみぃ…」
「わたしも…でもあともうひと踊り…」

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