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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第139章 139



くじ引きの結果、買出し係が大和、三月、千。
夕飯係は、百、環、ナギ。
お楽しみ係が壮五、陸、龍之介。
布団係が一織、楽。
そしてなぜかBGM係が天。

「BGM…?」
「よくわからないけど、歌ってればいいの?ところで、は?」
「私は色々ちょこちょこお手伝い係です!夕飯係が一番ヤバそうだから、そこをメインに手伝おうかと」
「」

名を呼ばれ、微笑みながらが振り返れば愛しの姿。

「お楽しみ係は何するの?」
「肝試しとかどうかな?って思ってたんだけど」
「みぁ…怖い…」

ぷるりと震えるにくすくす笑いながら頭を撫でる。

「大丈夫。俺がついてるよ」
「じゃあ平気」

。やはり十龍之介に対してちょろすぎる。

「テレソンにいちゃつき要素いらないから。、夕飯係の方お願い。とんでもないもの食べさせられそう」

天の言葉にキッチンを見れば、カレーを作るはずなのに首を傾げる男たち。
手元にはなぜか王様プリン。
嫌な予感しかしない。

「皮って煮込んだから溶けるよね?」

溶けない

「皮向かなくて良くね?」

良くない

「YES!」

NO!

「王様プリン隠し味に入れようぜ!」
「隠れないから!!ストップ!夕飯係ストップ!」

一瞬そっと見守ろうかとも思ったが、あまりにもなため、は盛大にストップをかける。

「百さん、皮は煮込んでも溶けません。皮はすべて剥きましょう。あと環、王様プリン隠れないから!」
「、ならばあなたがお手本を見せてくださーい」

ナギの言葉にそうだね、と頷き、はキッチンに立つ。

「包丁で皮むきは絶対にけがすると思うので、ピーラーを使ってこうやってシャーって剥きます。環、これなら出来るでしょ?」
「任せろ!」
「環が向いた野菜を、ナギ君が美しく切って。指切らないようにね」
「イエース。美しさならば私の担当。お任せください」
「俺は?ねぇ、ちゃん、俺は?」

指示を与えるに頷き、各々調理を始めれば百が寄ってくる。
その近さに、は一瞬ビックリするが微笑む。
この人、ホント人との距離感近い。

「百さんはお肉切ってください。ワイルド百ちゃん期待してます!」

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