君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第137章 137
「脱がしたげよっか」
「お願いします」
微笑みながら頷く龍之介に、もまた頷き服に手をかける。
「腹筋綺麗でいいなー…私もシックスパックほしーい」
「は今ぐらいが一番いいと思うけどなぁ…」
「龍くん好み?」
「うん、そうかも」
「じゃあ…これでいっかな。ジムのメニュー、キープに切り替えとこ」
微笑み頷けば、龍之介のTシャツを脱がし自らの頭に乗せる。
「何してるの?」
「龍くんの香りを堪能してる」
「…俺の事好きすぎない?」
「好きすぎる。愛し過ぎる。私龍くんにしか反応できないんだよ?どうしてくれるのさ」
「責任とって一生愛します」
「よろしくお願いします」
にこりと微笑み嬉しそうに微笑む。
風邪引いちゃう、と龍之介を風呂へ送り出し、そのまま龍之介が準備したお風呂待ちセットに身を包む。
と思いきや。
「あ、こら!覗かないの」
「良い身体してますねお兄さん…」
うきうきと龍之介の入浴シーンを覗く。
「、俺が一人で入ると絶対見に来るよね」
「龍くんがお風呂で寝てないか心配で……はぁ…素敵…」
「俺お風呂で寝たことないよ?」
「知ってる」
尤もらしい理由を付けているだけで、ただ覗き…いや、見たいだけなのだ。
「見てて楽しい?」
「楽しいというか…何かよくわからないけど、満たされる」
「が満たされるなら良いんだけど…」
「ああ!髪かき上げないで!かっこいい!」
両手で顔を隠しながらも、指の間からガン見である。
龍之介がの全てに可愛さを感じるように、もまた龍之介の全てにときめいてしまうようだ。
「」
「ん?」
「愛してるよ」
「そんな声響くお風呂で言っちゃやだ!色っぽい!大好き!私も愛してる!」
いつでもどこでもどこまでも互いへの気持ちが溢れてしまう二人なのであった。