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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第134章 134




「冷麺食べよっかなー。ビビンバも良いなー。いや、ここはやっぱクッパ…うぅーーん…」
「もう締めの話?」
「ううん、締めはアイスって決めてるから、これは…何?主食?」
「焼肉の主食は肉だろ」
「ご飯じゃないの?」
「あ、ついでにサンチュ頼んで、」
「はーい」

注文を終え、主食はご飯だけど、主役は肉で良いんじゃない?と首を傾げれば、皆一瞬考えた後、それだ。と頷いてくれた。
様々な意見を交わし、こうして纏まる瞬間は中々に面白いし、そんな話を気兼ねなくさせてくれる仲間のありがたさをこっそりと感じるである。

「お腹いっぱーい」
「結構食ったな」
「今日は体重計乗らない!龍くんにも抱っこさせない!」
「え?!」

の言葉にショックを隠せない龍之介。
やだ、抱っこしたい。と酒の力を借りて駄々をこね始める。

「やだ。重いもん」
「じゃあ今抱っこさせて?」
「何で直後に?!や!」
「今大丈夫だったら後からも大丈夫でしょ?」

そんな二人の言い合いだが、周りからしたらいちゃついているようにしか見えない。
小さくため息をつき、そろそろ行くわよ、と姉鷺が場を収めようとする。

「あ、はーい」

そんな姉鷺にが立ち上がった瞬間、すかさず龍之介がを抱き上げた。

「ちょ、もー!」
「軽い。軽すぎる…もっと食べていいよ?」
「お腹いっぱいだもん。あ、じゃあ」

帰ったら龍くん食べていい?
そう耳元で囁かれ、顔を真っ赤に染める龍之介。

「いきなり立つからお酒回ったんじゃないの?危ないから今すぐ下ろして」
「やだ…絶対離さない」

の発言で速攻酔いは冷めている。
抱き上げたまま腕に力を込める龍之介に、余計な事言っちゃったなー、とくすくす笑いながらも、龍之介の頬に口付けを送るであった。

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