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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第132章 132




視線がビシビシ突き刺さり、の頭を撫でながらも呆れたように姉鷺は龍之介を見る。

「妬いてるつもりは…」
「妬いてたわよ。私は王子様タイプが好みなの。ちゃんは娘みたいなもんよ」
「私も姉鷺さん、お姉ちゃんみたいって思ってます」

あら嬉しい、と再度の頭を撫で、ほら!休憩終わりなんだからさっさと動く!と龍之介の背中をバシッと叩く。

「い゛っ…はい」
「龍くん」
「ん?」
「ちゅー」

ちゅー、と言いながらそっと口付けてくるに、一度きょとんとした後、くしゃりと笑い抱き締める。

「妬いてごめん。姉鷺さんも、すみません、子供みたいに妬いて…」
「だいじょーぶ。愛してる」
「いいのよ、あんたがちゃんの前では高校生みたいになるの分かってるから」

さすが、お見通しである。
そんな姉鷺に恐縮です、と苦笑し、三人で連れたって現場へと戻ったのであった。



~おまけ~

「お、このキーホルダーかっこいいな!」
「……なんでうさみみランドでドラゴンのキーホルダー買うの?」

と龍之介の撮影の近くで、天と楽もお買い物。

「…敵で出てこねぇのか?」
「…さぁ、僕が知る限りではそんな殺伐としたキャラクターはいなかったと思うけど」
「そうか」

天の言葉に小さく頷きながらキーホルダーを元の位置に戻す。

「…なぁ、も俺らにいろいろ買ってるみてぇだし、俺らもと龍に土産選ばねぇ?」
「…じゃあ、僕がへのお土産選ぶから、楽は龍の選んで」
「はぁ?!俺もの選びてぇ!」
「大人げないな。同世代で選んだ方がいいアイテム選べるでしょ」

暫くあーでもないこーでもないと言い合っていたが、それなら二人で二人への土産を選べばいいという簡単な答えに漸く行き着いた。
その数分後。

「でっけぇな!」
「が大きいぬいぐるみに埋もれてるとこ、みたいじゃない」
「すでにでっけぇ龍に埋もれてんだろ」
「僕はカッコイイに可愛いのが埋もれてるんじゃなくて、可愛いのに可愛いのが埋もれてるのが見たいの」
「…それいいな。俺も…」
「真似しないで」

びしりと天に釘を刺され、楽は渋々、に抱っこしてほしいと中サイズのぬいぐるみを選んだのであった。

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