君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第132章 132
バカップル炸裂だった食事のシーンも無事撮り終え、今度はお土産紹介である。
『こちらが、パーク最大級のお土産屋さん!なーんーでーすーが!カップルの皆さんにはその正面にあるこちらもおススメなんですよー!』
カメラがぐるっと反対側を映し、が小走りで店に駆け寄れば、すでに店内にスタンバっていた龍之介の腕に抱き着く。
『お待たせっ』
『おかえり』
くすくす笑いながら頭を撫でられ嬉しそうに微笑めば、はショーケースに目を向ける。
『こちらは、様々なアイテムに刻印サービスを行ってくれるお店です!デートの日付や、お互いの名前など、思い出を刻んでくれます!』
『今回俺たちが選んだのは、このネームタグ風のネックレスだね』
『いっぱい文字打ち込めるからこれにしました!』
『デザインも気に入ったから!気に入りましたから!』
のドヤ顔にくすくす笑いながら、龍之介もフォロー。
『これは、表面にうさみみフレンズがちょっとシックに刻印されていて、裏面にアルファベットや数字、記号も入れられます』
『俺たちはお互いの誕生日と、名前入れたよね』
『ベタに名前の間にハートも付けちゃったね。浮かれてるね』
バカップルネックレスである。
ネックレスへの刻印には時間がかかるとのことで、再度正面のショップへと向かい紹介することに。
「姉鷺さん!私のお財布お願いします!」
「あんた…ここにはTRIGGERグッズないわよ」
「わ、私だってTRIGGER以外のもの買うときありますよ?!」
大体TRIGGERだけど!概念グッズ選んじゃうけど!
そんな事を言いながら姉鷺に預けていた財布を受け取り、お買い物スタートである。
ここではカメラは回すが音声はとらないとのこと。
既に二人は雰囲気だけでいちゃつくことがプロデューサーにバレている。
「私さ、天に絶対着せたいものあるの」
「え?何?」
「これ!」
それは薄ピンクのうさみみランド限定Tシャツ。
一応メンズサイズだが、可愛すぎやしないか。
と、周りのスタッフは思ったが、龍之介はいいね!と頷く。
基本、龍之介はの選択や行動を否定しない。
「天が着たらすっごく可愛いね!」
「でしょ?これだけは買わないとって思ってたんだー。さっきのうさみみと合うぞーっ」