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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第129章 129




「それでは、開園時間も近付いていますので、エントランスの方へ向かいましょう!」

プロデューサーの声に頷き、と龍之介は顔を見合わせる。

「十さん、本日一日よろしくお願いいたします!」
「うん、こちらこそよろしくね、ちゃん」

一礼し合う二人に笑みを向けながら、撮影スタッフは二人と共にエントランスへと移動することとなった。




~おまけ~

「ねえ…」
「なんだよ…」
「はしゃぎすぎ、浮かれすぎ、目立ちすぎ。こっそり見なきゃいけないのに、何その恰好」

うさみみの帽子、パーク内でしか売っていないようなキャラTシャツ、ボトムはなんとかジーンズで、靴もスニーカーだが、腰に何やら尻尾のような飾りがついている。
更には以前買ったものなのか、カラフルなキャラクター付きのサングラスまで掛けている。

「こんくらいの方が逆に浮かねぇと思ったんだよ」
「悪目立ちするって言ってるんだよ…楽と並んだら普段着の僕の方が目立つじゃない」
「着るか?うさみみフレンズTシャツ」
「絶対着ない」

絶対着ないと豪語する天。
しかしこの時の彼は知らない。
から、これ、お土産!と屈託のない天使の笑みで、ピンク色のうさみみフレンズTシャツを後日渡されるという事を…。

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