君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第123章 123
[セカンドキスも、高宮先生が良い]
[どこでそんな誘い文句覚えた、小娘]
そんな事を言いながら、高宮は柚葉の顎を軽く掴んで口付ける。
柚葉の腕が自らの首に回ったのを感じれば、そのまま抱き寄せて三回目のキスまで奪うのであった。
~・ドラマパート終・~
一回目のキスの時点で、見学者たちのざわめきが上がる。
本番なら即アウトだったろうが、リハだったが為に多少のざわめきは許されたようだ。
「カーット!リハOK!一旦休憩!」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございました!」
ざわめき収まらぬ図書室。
「楽様とキス…羨ましいー!」
「めっちゃ可愛いな…あんな彼女欲しいわ…」
「このドラマ絶対見る!いつ放送かな?」
「本物やっぱ綺麗…楽ももホントキレイだよね!」
そんなざわめきの中、と楽は一発OKいえーい!とハイタッチを交わす。
「やったね楽!」
「お前もな!」
先程の柚葉と高宮の甘い空気が即打ち消され、きょとんとする見学者の生徒達であった。