君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第120章 120
「ただいま、。最高の可愛い笑顔で迎えてくれてありがとう」
「えへへ。あ、龍くん、ご飯は?」
「今日はロケ弁食べてきたよ」
「そっか、お腹満たされた?」
「うん。あとはデザートにの事食べていい…?」
「はわ…」
「「ヴッヴウン!」」
二人のいちゃつきを見ていた大人組が揃って咳払い。
そうだった、ここ家じゃなかった、と龍之介は苦笑し一同を見る。
「ごめん、見るとつい」
「気持ちはわかりますけど、それは二人きりん時に頼んます」
「そうだね、さて、…準備出来てる?」
「うん。大丈夫!じゃあみんな、お邪魔しました!また来るね!」
「お邪魔しました。さ、行こうか」
「あーい」
の肩を抱き、龍之介もとともに手を振りながら寮を出ていく。
楽しい時間はあっという間である。
嵐のような時間が過ぎ、七人の中に毎週恒例のほんの少しの寂しさが訪れたのであった。
「さ、どこか寄るとこある?」
「あ、じゃあ…コンビニ寄ってもらっていい?」
「うん、行こっか」
「ありがとー。友達に借りたノートコピーしたいんだ」
遅れていた分のノートを学校に連続で行けるうちに借りてコピーしたいらしい。
なるほどと頷き、コンビニの駐車場へ車を停めれば、が車を降りる。
「、一人で大丈夫?」
「うん、二枚だけだし、すぐだと思う」
「わかった」
龍之介が頷いたのを見ては微笑み店内へ入ってコピーを終える。
他に買うものは特にないとすぐに店を出れば、すぐそばに龍之介。
「龍くん」
「やっぱり心配だった」
「ふふ、ありがとう」
車に乗り込み、はコピーに問題がないか確認する。
「大丈夫そう?」
「ん。大丈夫!それより龍くん」
「ん?」
「今日…食べる?」
そんなの問いに、龍之介は微笑みハンドルを操作しながら呟く。
「…と思ったんだけどね?最近寝不足だから、今日は大人しく寝よっかなって思って」
「そっか…。うん、たまには早寝もいいかもね」
「俺、のこと抱き締められれば割と満足だしね」
「私も、龍くんにぎゅってされるだけで幸せ」
「一緒だ」
そう言って微笑む二人は仲良くマンションへと戻って行ったのであった。