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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第120章 120




打ち合わせも終わり、大和と共に寮へ帰ってきた。

「みんないる?」
「今日は俺だけ居残りで打合せだったから、居ると思うぞ」

そんな大和の言葉通り、リビングへ入れば全員が出迎えてくれた。

「ただいまー!」
「お、!おっかえりー!」
「ちゃん、お疲れ様。今お茶入れるね」
「ちゃん!おかえり!」
「おかえりなさい、さん」
「!お帰りなさーい!ところで、ここーなのエンディングを担当するというのは本当ですか?」
「っち!おっけーりー」
「熱烈歓迎だな」

口々に帰寮を喜ばれ、は微笑みながらもう一度ただいま!と頷く。

「ちなみに、エンディングの話はまだ仮だよ。正式なオファーはまだ来てないけど…」
「がエンディング担当ならば…ワタシもコーラスで参加しまぁーす!」
「よし、決まったらそうやってプロデューサーに提案してみよう」

くすくす笑い頷けば、Thank You!とナギに抱き締められる。

「どういたしまして。さて、ご飯作る?手伝うよ」
「あ、今日は久しぶりに蕎麦頼もうと思ってさ!何する?」
「んー、じゃあ…盛り蕎麦!」

皆の注文を聞き、三月が注文する。
その間に、は環の元へ。

「環、いっぱい心配してくれてありがとね。天からも聞いた」
「テンテン言っちゃったんかー。…ホントに大丈夫なん?」
「ホントは疲れてる。でもちゃんと寝て、ちゃんとご飯食べて、体調はいいから、そこは安心してね」
「そっか。頑張りどき?って奴かもしんねーけど、無理すんなよ」
「うん。ありがと、環」

の言葉に、やっと安心したような表情を浮かべ、の頭をぼふぼふと撫でる。
龍之介と違う少々荒い撫で方だが、愛情はきちんと感じた。

「リュウ兄貴とは、仲良くやってんの?」
「うん。こないだのお弁当見てわかるっしょ?」
「あはは!あれすっごかったよな!」
「え、なになに?」
「リュウ兄貴のっちへの弁当!マジヤバかった!」
「えー!見たかった!どんなの?どんなの?」
「あ、写真あるよー」

そんな会話をしていれば、玄関チャイムが鳴り出す。
出前が届いたようである。

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