君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第102章 102※
「ごはんの前にもう一回お風呂入りたい」
「じゃあ、お風呂の前に…」
にこりと微笑まれ、抱き上げられる。
向かう先は言うまでもなく、ベッドである。
「なんとなく、さっきからお預けされてたから」
「最初は私が電話でお預けしちゃったけど…次は龍くんが天と楽に電話したんだよ?」
「…そうだった」
くすくす笑いながら抱き締められれば、そのままそっと唇が降ってくる。
「ん…龍くん」
「ん?」
「愛してる。今日は、私がいっぱい気持ちよくしてあげたい」
龍之介の頭を撫で、頬に指を滑らせ、唇を撫でれば親指を咥えさせる。
軽く開いた口に上体を起こしながら口付ければ、そのまま龍之介をベッドに沈めるようにゆっくりと押し倒す。
「…」
「龍くんに気持ちよくしてもらうのも好きだけど、龍くんが気持ちいいって顔するのを見るのも好き。龍くんのして欲しい事全部してあげたい。何して欲しい?」
普段は清純をそのまま表したような少女の癖に、こういうときだけは何とも妖艶な顔を向けてくる。
龍之介に跨り、愛おしそうに見つめながら、首筋と胸元に指を這わせて浴衣の袷をちらりと開く。
「の全部で愛して」
「じゃあ…龍くんの全部愛してく」
「俺も、の事愛していい?」
「愛してほしい」
頷くの後頭部に手を置いて軽く引き寄せて口付ける。
何度も唇を啄み、舌を絡め取り吸い上げる。
漏れる吐息はすでに濡れていて、の手は龍之介の浴衣の袷から入り込み彼の浴衣を乱し始めていた。
「龍くん…いい匂い…」
そんな事を言いつつそっと頭を撫でながら、は額、頬、鼻先へと口付け、首筋へと唇を下ろしていく。
あとは付けられないからと、舌先で首筋を舐め上げてから口付ければ、龍之介の手もまたの浴衣を乱す。
「っ、…ん…」
「あ…触って…?おっぱい…ぁ…ん…」
「柔らかくて気持ちいい…」
「龍くんのおっぱいも柔らかい…。質の良い筋肉は柔らかいってホントだよねぇ…」
指先で胸元を撫で、その頂にたどり着けばくるくると輪郭をなぞる。
「っふ…」
「ここにちゅってすると、気持ちいいんだよね?ぺろぺろしたり、ツンツンてするのも好きだよね?」