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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第69章 69




「…明後日の夜は早寝しないといけないね。は明後日何時に帰ってくるの?」
「終わりは夕方の五時。多分予定がずれることもないと思うから六時までには帰れるよ」
「…明後日の晩ご飯はテイクアウトにしよう」

魂胆が丸見えである。
そんな龍之介にくすくす笑い、は口付けで返事をする。

「今日は夜中までいっぱいくっつけるよ」
「、課題は?」
「明日の休みでやっつける。あと少しで出された課題全部終わるんだ」

全部提出したらしたで追加が来そうな気もするが、そこはそれ。また頑張るだけだ。

「分らない問題あったら聞いて?何年か前だから忘れてる部分もあるかもしれないけど」
「ありがとう」

苦笑交じりの龍之介に微笑み、そっと頬を撫でる。

「明日、一人で行くの?」
「うん。IDOLiSH7仕事だから紡ちゃん空いてないし、万理さんは事務仕事たまってて忙しいって言ってたし、今クラスメイトと買い物行ってお揃いの買ったら色々疑われちゃうし…」

呟きながらは小さく息をつく。

「そっか…ますますついていきたい」
「お仕事頑張ってきてください」
「頑張ってきます」

くすくす笑いながらが龍之介の頬を両手で挟めば、こくりと頷かれ龍之介の手が頬を撫でる。

「明日の予定は決まったとして、今夜は?」
「同棲初夜…目いっぱい愛して?」
「お望み通りに、お姫様」
「ん……っ」

口付けられ、それは直ぐに水音を響かせ深まる。
がピクリと反応すれば、龍之介は口付けをそのままにをソファに沈める。
夜は始まったばかりである。

「ホントに明日大丈夫?」
「大丈夫。ちゃんとここに帰る」

そう言って心配性と過保護を発揮する龍之介の胸をツンと突くに微笑み、龍之介はの服に手をかけるのであった。

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