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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第56章 56




「、明日も仕事?」
「ううん。明日は学校の後に事務所で打合せ。明後日は休みだよ」
「明日の夜会える?」
「うん。龍くん何時に仕事終わるの?」
「明日は…八時くらい。ちょっと伸びるかも」
「ん…分かった。晩ご飯準備して待ってる」

の言葉に龍之介は目を見開きを見る。

「え、良いの?」
「うん。打合せ終わり次第買い物して龍くんのマンション向かうね」

という事は、の手料理である。
これまで夕飯はテイクアウトか配達ばかりだったために、の手料理は初めてである。

「仕事終わったらまっすぐ帰る」
「ふふ、お仕事優先で良いよ」

くすくす笑うの頭を軽く撫で、龍之介は嬉しそうに微笑む。

「お前ら…いちゃつくんじゃねぇ。こっちは独り身だぞ」
「は僕たちのお気に入りでもあるってわかってる?龍」

の晩ご飯とか羨ましい。
等と珍しく天が本音を零せば、は龍くんがいいなら、と前置きしてから天と楽を見る。

「みんなの分、準備するからみんなで食べる…とかは?あ、天と楽さんの予定次第ですけど」
「龍がいいなら俺は食ってみてぇな」
「僕も。もちろん、龍がいいなら…だけど」
「みんなで食べられるなんて嬉しいよ!、提案してくれてありがとう!」

ちょっとは嫌そうな顔をするかと思いきや、何の屈託もない笑顔で龍之介は嬉しそうに頷く。
その真っすぐな喜び方に、一度でも龍之介の嫉妬心を懸念した自分が逆に恥ずかしいと、天と楽は苦笑する。
も多少の懸念はあったものの、ほぼ間違いなく喜ぶことは解っていたのか、頑張って作るね!と笑顔だ。

「さすがだよ、」
「へ?」
「俺らの方が龍と長くいるんだけどな。お前すげぇよ、」
「え?えー?」

きょとんと首を傾げたままのに何でもない、と微笑み、一同束の間の休憩時間を、何食べる?などの会話を交わして楽しんだのであった。

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