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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第28章 28




そんな万理の珍しく興奮している声に、は目を見開く。

「え…え?」
『電話全部ほぼ仕事のオファー!』

万理のその言葉に、の頭は真っ白である。

「う、そですよね?!ドッキリですか?!」
『こんなドッキリしないよ!ほんとに!今は取り敢えずスケジュール見てって伝えてあるけど、しばらく休みないかも』
「うそん…が、頑張ります!」
『あ!また電話!とにかくそれだけ!残り頑張って!』
「はい!お疲れ様です!」

通話を切り、跨ったままの龍之介を見る。

「オファーいっぱい来たって」
「すごいじゃないか!」
「嬉しい…頑張る!」
「応援してる。困ったことあったらすぐ相談して」
「ありがとう龍くん!取り敢えず、今日のお仕事頑張る!」

嬉しそうに微笑むに龍之介も嬉しくなったらしく、を抱きしめて頬に口付ける。

「どんなに忙しくても、連絡するね」
「無理しなくていいんだよ。ちゃんと分かってるから」
「龍くん…どうしても寂しくなったら、マンション行っていい?」
「うん、俺がいなくても来ていいよ」
「ん、ありがとう…」

微笑みは龍之介に口付け、そのまま深める。

「ん…愛してる」
「俺も…、愛してる」
「ん、ぁ…」

ソファに押し倒され、最後口付けられればは龍之介にすり寄る。

「このまま抱かれたい…」
「っ…が、我慢っ!あと10分で出番…」
「みゅう…メイクさん来ちゃう」

最後に軽く口付け、二人で起き上がって軽く乱れた衣装を直していれば、扉がノックされた。

「メイク直しまーす」
「はーい!お願いします!」
「ちゃん、ラビッター見たよ!ドラマ視聴率楽しみだねー!」
「とにかく…!とにかく!十さんの足を引っ張らないようにしたいです!」
「ちゃんに足引っ張られたことないよ、俺」
「お二人息ぴったりですからね!」

そんな他愛無い話をしながらメイクを直し、次のスタジオへと向かうのであった。

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