君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第28章 28
「き、き、き、緊張した…!!」
「お疲れ。ちゃんとできてたよ」
「ホント?へましてない?」
「ばっちり!ほら、お茶でも飲も」
軽く背を撫でられ、は龍之介と共に控室に入る。
今日は他の番組の出演者が多く、控室が一緒になった。
双方の事務所からのOKも出ているので、遠慮なくのびのびさせてもらうことにした。
「、何飲む?」
「私入れるよ?龍くん何飲む?」
「じゃあ…温かいお茶貰おうかな」
「はーい」
微笑みが立ち上がりお茶の準備をすれば、後ろから龍之介が抱き着いて来る。
「龍くん?」
「充電…」
「なるほど。可愛い」
くすくす笑いながらお茶を入れ、は龍之介を見上げ口付ける。
「入ったよ」
「ん…ありがとう」
微笑みの頭に口付けカップを受け取る。
「龍くん」
「ん?どうしたの?」
「私も、充電していい?」
「はは、勿論」
カップをテーブルに置き、両手を広げ、おいで、と微笑めば、は嬉しそうに微笑み抱き着いて来る。
「じゅーーーでんっ」
「何それ可愛い」
抱き締めれば擦り寄ってくるの首筋に軽く口付け、龍之介はの頬を撫でる。
「ん……」
「…」
「龍くん…ん…」
幸せそうに微笑むに口付け、そのまま深める。
の小さな舌が龍之介の舌に触れ、絡められれば胴に回っていたの腕は龍之介の首に周り密着する。
「ぁ…んあ…」
「…愛してる」
「ん、私も…ぁん」
「…ん、衣装ぐしゃぐしゃになっちゃうね」
「ん…龍くん…」
するりと龍之介に抱き着き、彼の着るシャツのボタンを一つ外す。
そのまま鎖骨の下に口付ければ、吸い付いた。
「っ……」
「ついた…」
「…今夜、空いてる?」
「龍くんが空いてるなら」
「空いてる」
即答である。
明日は仕事らしいが、始まりが昼かららしい。
故に時間的余裕はあるようだ。
「ちゃんと寝るんだよ?」
「うん、をたっぷり可愛がったら寝る」
たっぷり可愛がられた末にあんまり寝られなかったことを思いだし、は苦笑する。