君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第228章 228※
「私も…んあぁ!あ、いして…」
ゆっくりとした挿入は、速度を上げ、を快楽の渦に巻き込むと共に、龍之介もまた快楽に飲み込まれる。
どれだけ愛しても足りないくらい、愛しくてたまらない。
立ったままの挿入は2人ともそれなりに体勢がきついだろうに、それでも口付けを交わし、腰を穿つ。
「んあぁっ、も…イっちゃ…りゅうくん…すきっ好き…っ」
「俺もっ、すき…愛してる…っ、イく…よ?」
「きて…奥……っん!あ、あああっ……!」
見つめ合い、互いの快楽にまみれた顔を瞳に映しながら2人は同時に達する。
「っは…はぁ…、、大丈夫?」
「大丈、夫…はぁ、んっ…ぎゅ、して」
足に力が入らない様子のを支え、シャワーチェアに座らせる。
「シャワー浴びようね」
「ん…龍くん…」
「ん?」
「お腹空いたぁ」
こんな夜更けにのお腹が空くことはかなり珍しい。
一体どれだけの運動をさせてしまったのかと龍之介がくすくす笑えば、冷蔵庫に何かあったかなぁ、と首を傾げる。
「俺の部屋ならヨーグルトが残ってたと思うけど…」
「私の部屋何もない…」
「天も楽ももう寝てるだろうし…コンビニ行こっか」
「行くー!」
深夜に差し掛かるこの時間にが出歩くのはあまりよろしくは無いが、しっかり成人済みの龍之介がいるから大丈夫だろう。
手早くシャワーを浴び、2人揃ってスウェットを身に纏ってから並んでコンビニへと向かう。
「プリン…いや、いやいやいや、こんな時間にプリンは危険…!」
「どうしたの?」
「プリン食べたい…でも今から食べたら太る…!」
「もうちょっと体重増えても良いと思うけどなぁ」
「筋肉で増えるなら良いけど脂肪で増えるのはいやだぁ…ヨーグルトにする」
「プリン食べても、もうひと運動すればいいかもね」
「でも食べたら眠くなっちゃう」
「そっかぁ。…もう1回する?」
耳元でそっと囁かれ、はその場で固まり顔だけボンと真っ赤にさせた。
「なっ、そ…!な!」
「なんてね」
「なんてね?!っもぉ!からかったー!」
「あはは!ごめんごめん」
半分本音ではあったが、が食べたら今日は眠くなってしまうのはもう分っている。