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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第228章 228※




明日もの朝が早いという事で、自室に戻ったと龍之介は早々に風呂へと入っていた。

「家のお風呂はやっぱり気持ちいいなぁ…」
「こっちのお風呂の方がちょっと狭くない?龍くんの部屋のお風呂より…」
「家のお風呂っていうよりは、と一緒に入るお風呂が好きなんだ、俺」
「何その嬉しいのぉ。大好きっ」
「俺も大好き。、今日はあんまり時間無いから大人しく寝ようね」
「やだぁ」

頬をぷくりと膨らませ、は浴槽の中で自らを後ろから抱き締める龍之介を見上げる。
三晩も我慢したのだ。
一刻も早く龍之介のぬくもりを思い切り感じたい。

「龍くんは明日ゆっくりでしょ?」
「うん、昼からだけど…」
「私は3時間寝れればいいから」

寝ようと思えばいくらでも寝ているだが、本来は数時間の睡眠で十分のショートスリーパーだ。
龍之介にさえ余裕があるのならば、己の睡眠時間は気にしない。

「あ…でも龍くんが疲れてるなら…」
「ううん、俺は大丈夫。…ホントにいいの?」

問いかけはを気遣う優しいもの。
けれど、大丈夫ならば遠慮はしないと物語っている獣めいたその瞳に、は頬を染めこくりと頷く。

「うん、しよ…?」

ゆっくりと身体ごと振り向き、は龍之介の足に跨って首に腕を回す。
そのままそっと口付ければ、龍之介の手の平はの後頭部に回り、口付けが深まる。
離れていた時間を埋めるように抱きしめ合い、口付けを交わしながら龍之介はの結ばれていた髪をほどいた。

「っん…龍くん…」
「綺麗だよ、」
「ありがと。龍くんも…いつも素敵。かっこいい」

にこりと微笑み口付けを強請るに、龍之介は笑みを返しながら口付けを贈る。
そのままそっとの身体を指先でなぞれば、敏感な体は直ぐにピクリと反応を示した。
それがいつも通り可愛くて仕方ない様子で、龍之介はくしゃりと笑う。
龍之介のその笑顔も好きで堪らないはそっと龍之介の頬を撫で、口付けた。

「…ん…」
「愛してる。好きで好きで、たまんない」
「俺も、が愛しくて仕方ない」
「んっ…」

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