君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第215章 215
「そんな事言うのだけだよ」
「そう?……私こそ、なんか内なる暗黒面を出してしまった気がする」
「綺麗だったよ」
「それこそそんな事言うの龍くんだけだよー?」
「のそんなとこをを見られるのも俺だけってことだから良いの」
「もーっ!大好き!」
「俺も大好き」
街中で抱き合うんじゃありません、とこの場に姉鷺や万理がいたら言われてしまうだろうが、今は2人ともTRIGGERの十龍之介でも、女優のでもない。
「さ、下着見に行こっか」
「うん、はどんなのがいいかなぁ…」
「龍くんが我慢できなくなっちゃう奴にして?」
「帰りに襲っちゃいそう…」
「……それはそれで、良いかも」
くすくす笑い合いながらじゃれ合いつつ、2人はデートに再出発するのであった。
~おまけ~
「……待って。ここで襲いそう」
「ここはさすがに我慢してほしいんだな」
ところ変わってランジェリーショップの試着室。
いざ店についたところで色とりどりの下着が並ぶ空間に照れが勝ってしまった龍之介は、顔を隠しながらも何とか色合いだけでの下着を選んでいった。
いざ試着!とが試着室から出てこれば、色合いだけで選んだせいで何やらとてつもなく色っぽい形の下着に身を包んだ愛しの天使が出てきた。
色っぽ過ぎて天使の片鱗はないのだが。
「…綺麗で可愛くて…どうしよう、えろい…」
「ふふ、これ決定?」
「決定…!最高……」
真っ赤になりながらも、ふるふると顔を隠しながら親指立ててサムズアップ。
に対しての欲に関しては己に正直すぎる男である。
「じゃ、これと…こっちもお願いします」
「畏まりました。お預かりいたします」
「あ、会計は俺が…」
「だーめ。これは勝負下着なの」
「勝負下着?」
「明日、TRIGGERが優勝することを願って、私が願掛けで買うの」
そう言われてしまっては、大人しく出しかけた財布をしまうしかあるまい。
「…てことは、明日付けるの?」
「うん。優勝したら…脱がす権利は龍くんのもの」
「絶対優勝するから!」
大好き龍之介。
見事によって、MOPへのモチベーションを爆上げするのであった。