君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第211章 211※
「あとでいーっぱい触って良いよ?ん…でも今はダメ。龍くんを目いっぱい愛したいの」
「俺も愛したいよ」
「その気持ちをいっぱいにして、全部ぶつけて欲しいの。だから今は我慢。ね?」
そう言って微笑まれてしまっては頷くことしかできない。
小さく頷き、龍之介は愛撫に戻るの頭を撫でながら天井を見上げる。
「っ、ん…」
「声出しても良いよ?」
「俺が喘いだら…変じゃな、い…?」
「変じゃない。気持ちいい時は気持ちいいって言えばいいの。ん…」
既にソファから降りて龍之介のジーンズに手をかけているは、にこりと微笑み頷く。
「声我慢できないくらい、気持ちよくしてあげる」
「ん…っ」
鍛え上げられた腹筋を舐め、口付けながらジーンズを下着ごと脱がし、は臍を辿り腿の方へと唇を落とす。
啄み、時に唇で滑るように触れ、そっと舌で舐め上げれば、龍之介の腰が震えるのが分かる。
「は…ぁ…っん」
「気持ちいい?」
「気持ちよく、て…もどかしぃ…よ」
「ん…そうしてるもん」
小さく笑みを浮かべ、すでにの愛撫によってそそり立つ自身にそっと触れれば、もっと触って欲しいかのようにひくりと動く。
「っん……も、触りたい…」
「でも、龍くんが今触ると私の動き止まっちゃうよ?もっと気持ちよくしたいのに…良い?」
「……っ」
「素直で宜しい」
「ぅあ…」
ちゅぷり、と音を立ての小さな唇が龍之介の大きな自身を咥え込む。
きっと口いっぱいに頬張っているはずなのに、どうしたらそんなことが出来るのか、舌が自身を這い、吸い上げられる。
「あっ……んっ、も・・」
「んっ、ちゅ…はっ…良、よ…?動いて」
咥えたまま上目に見上げられ、龍之介はからの刺激と色っぽさに眩暈を起こしそうになる。
そんな眩暈を懸命に抑えてそっとの腕を掴み、そのまま自らの膝に乗せれば、細い顎を掴み口付けた。
「ん…あ…っ」
「…おかしくなりそう…」
「なっていいよ?っん…は、いっぱいおかしくなって…いっぱいきもちよく、ん、なって…っあん」
未だ服を着たままのを下着だけ残し、その身体に触れる。
吸い付きそうなほどしっとりとして滑らかなその肌はいつまでも綺麗だ。