君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第211章 211※
龍之介と共に迎えに来ていた天と楽と共に食事をし、自宅へと戻って来た一同。
と龍之介は、そのままの部屋へと帰ってきていた。
「明日、早いよね?」
「ん?うん。5時起きかなぁ…」
7時には撮影が始まるとのことで、6時には現場入りしていなければならない。
そんな時に千に呼び出された万理も大変そうだと苦笑しながらは頷く。
「じゃあ、今日は早く寝ようか」
「んー…私はもっと龍くんとイチャイチャしたいけどなぁ…?」
呟きながらキッチンに立つ龍之介の後ろから抱き付き、ひょこりと顔を覗かせ見上げる。
そんなに龍之介は微笑みながらもに炭酸水、自らにビールを注ぎ軽く振り返りながら首を振る。
「ゆっくり休まないと。明日も一日仕事でしょ?」
「そうだけどー…」
不満げなにくすくす笑いながらそっと口付け、グラスを持ってソファへ向かう。
「ほら、おいで」
「はーい」
不満げな表情は龍之介が呼べば一転し、嬉しそうな笑顔で抱き着いて来る。
その可愛さには思わずこのままソファへ押し倒したくなるが、まだ怒涛の撮影が控えているの身体を思えばそこはググっと我慢である。
「ずっと抱き締めててあげるから、今日は寝よ?」
「むむーん。……はーい」
こくりと頷き、は龍之介を見上げて軽く唇を突き出す。
キスを強請るその唇は何とも美味しそうで、る龍之助は口付けるなりその唇を啄んだ。
「ん…ふふ、このままずっとちゅーする?」
「そうすると寝れなくなっちゃうでしょ?でも、もうちょっとしよっか」
「龍くん、愛してる」
「俺も愛してる。ん…」
くちゅりと音を立て舌が絡まれば、は龍之介の膝に乗り、密着して口付けを贈る。
そんなを抱き締め、龍之介はそっとソファにを押し倒した。
「っ、ダメダメダメ!明日早いんだからっ」
「あっ、もうちょっとだったのにぃ」
「誘ってたの?!」
「とっても」
「もぉ…明日が辛いでしょ?」
「むん。あ、じゃあ…ゲームしよっか」
「?ゲーム…?」
首を傾げる龍之介の胸を軽く押し、ソファに座らせればそのままもまた龍之介の膝に乗り直す。