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イケメン王宮真夜中のSPY

第6章 揺れる想い


「はぁっ…ア、ランっ…もぅっ…イっ…」


私は絶頂に昇りつめていた


「くっ……俺も…」


アランは寸前のところで抜き欲を放った

内腿にドロリとした熱を感じ

目を閉じて快楽に浸るアランに口付けた







重なる素肌と体温が気持ち良い…


私はそのまま意識を手放した










……………………………………








翌日、目を覚ますと驚いた





アランがいない


日は高く昇り
時間は多分正午0時だ



どうしよう…

城にいない私を今頃ユーリは心配してる…


それに今日も公務があったような気が…

まずい……



「……着替えが無い」

私は起き上がり
シーツを身体に纏い、ため息をついた


ガチャ


ふいに扉が空いた



「起きたか?」


「アラン!」


「おまえ寝過ぎ」

アランは大きな紙袋を持っていた


なんだろう……

私はそれを凝視した

「着替え…買ってきてやった」


アランは紙袋を私へ押し付けた

「嘘っ…アラン、ありがとう!」

私は笑みを浮かべてアランにお礼を言うと

アランは私の前髪を払いおでこにキスを落としてきた

「どういたしまして、早く着替えろよ」


紙袋の中には白い清楚なジョーゼットのワンピースと
下着が入っていた


下着まで買うなんて普通は恥ずかしくて出来ないよね…

アラン、ありがとう





いや

のんびりしてる場合じゃない


「アランっ今日の公務は?私のせいでアランの公務が…どうしよう…」

私は俯き悩んだ
私とアラン二人揃っていないって……
城ではどうなってるんだろう…


ふとアランに顎を掴まれ上を向かされると
唇が触れた

「気にするな、行くぞ」

私は支度しアランに手を取られ外へ出た



今日は夜から貴族が集うダンスパーティーが城であるらしく城の人間は準備に追われているらしい…


だからって騎士団長とナンバー2が二人して居なかったらおかしいんじゃ……


「アラン…やっぱり私たち二人して城にいないって変だよね…私、酒場の前に馬置いてちゃったし…別々で帰ろうか?」


「大丈夫だ」

アランは私の頭に手をぽんっと乗せ楽しそうに笑っていた



アランは馬を引き城とは別方向に歩いていき私は不安になる











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