第4章 思惑
私はゼノ様の首に腕を回し唇を重ね味わうように口内で舌を絡めあった
ゼノ様は私の腰を掴み下から突き上げた
「…んぅっ!」
私は唇を離しゼノ様の肩に顎を乗せ背にしがみついた
「ぁっ…あっ…ンっ…ぜ、の…さまぁ…」
私は突き上げられた衝撃でイッてしまった
ナカが熱く収縮しゼノ様のソレを締め上げる
「相変わらず……淫乱だな」
耳元で囁かれ熱い吐息がかかった
「はぁ…ゼノさまの…せいです…」
そう、私の身体はゼノ様によって淫らにされてしまった
それまで何も知らない私を女にしたゼノ様…
私が処女を捧げた愛しい人…
私は腰をくねらせゼノ様のソレを扱くように腰を振った
揺れる胸の頂きをゼノ様は吸い上げ歯を立て
痺れるような快楽が私を襲う
「あっ…ぁっ…ぁぜっ…の..さまっ!」
律動に合わせて声が漏れる
ゼノ様は私の腰を掴み激しく突き上げてきた
「やっ…ぁあ!…あぁっ…もぅっ…」
「くっ…クロエ」
「ゼっ…の様!…ナカに!いっぱい…出してっ…」
ドクっ
ドクっ
ゼノ様のソレがナカに流れこんでくる
なんて幸せなんだろう…
私は快感に浸り目を閉じて感じた
暫くそのまま抱き合い唇を重ね
ゼノ様から降り私は跪いた
ドロりと蜜が零れ落ちる
そして私は少しだけ硬さを失ったゼノ様のソレを口に含んだ
私とゼノ様が溢れだした蜜を味わう
「クロエ…おまえは…」
ゼノ様が私の髪を優しく撫でる
ソレに付いた蜜を全て舐めとると私は顔を上げた
「ゼノ様…婚姻の件…協力します
だから……ゼノ様の気が向いたときで良いので…
これからも私を抱いて下さい…」
私しか映らないゼノ様の瞳が揺れる
「あぁ…いいだろう」
「今だって変わらず私はゼノ様のモノです…
愛しています」
ゼノ様は跪く私を抱き上げ向かい合うように座らせた
私はゼノ様の眼帯を外し瞼に唇を寄せた
その夜は壊れる程何度も身体を重ねたが
ゼノ様から"愛してる"
とゆう言葉は聞けなかった
これ以上私をその気にさせない為だろう…
わかっている
けれどこれからも時々抱いてもらえるのならそれで良い…
ゼノ様に心まで要求したら本当に次こそは嫌われてしまう……