第9章 乙骨憂太くんに愛されたい②
side.乙骨憂太
「名前ちゃん」
「何?」
自室で2人きり。
良いタイミングだと思う。
僕は名前ちゃんにきちんと事情を説明して。
別れ話を切り出した。
「憂太」
ばつが悪く、何も言えない。
「そんな事で悩んでたの?」
「えっ?」
僕には重要なことなんだけど。
「いいんだよ?呪っても。それ程愛されてるなら、私の全部を優太にあげる」
名前ちゃんは、制服を脱いで。
僕を抱きしめた。
名前ちゃんの胸に顔を埋める。
柔らかい。
もちもちしてる。
名前ちゃんの心臓は早鐘を打っていた。
「………本当に?いいの?」
「いいの。私は憂太に呪われたいよ」
うん。
僕も呪いたいよ。
僕は名前ちゃんを抱き上げて、ベッドに押し倒した。
そして、すごく甘いキスをする。
「名前ちゃん。愛してる」