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【好きなキャラ短編集】MAD HEAD【R18】

第1章 白布賢二郎くんに愛されたい


 


「出来た…」





仕事が終わった後。

開発中だった薬が漸く仕上がった。


俺の彼女の名前は凄く奥手で、セックスの時もして欲しいことを口に出さない。

乱れた姿を見てみたい。

そんな不純な動機で、仕事が終わった後に毎日コツコツと研究をしていた。

そしていよいよ“男の願望”が完成したんだ。



急いで彼女にLINEを送る。





『今日の夜、予定ある?』

『ないよ』

『家に行ってもいい?』

『いいよ』





よっしゃ!とガッツポーズを決める。

薬を持って彼女の家へ急いだ。





「おじゃましまーす」

「おかえりー。賢ちゃん最近帰り遅いね。仕事大変なの?」

「まあ大変っちゃ、大変」





ちょっと目が泳ぐ。





「それより名前!お前デスクワークだろ?肩こりとかないわけ?」

「うーん…そう言われると凝ってるかも」

「マッサージしてやるよ」





我ながら良い提案だと思う。

俺の企みを知らない名前は、無防備に身体を預けてくる。

媚薬入りローションを手に塗り込むと、彼女の肩に触れた。


 
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