第3章 マイキーに愛されたい
「ねえ?マイキー。キスして?」
ある日の午後。
マイキーの部屋に遊びに来ていた私は、マイキーに迫った。
「何で?」
「マイキーが好きだから!キスして欲しいの!」
「んー。いいけど、後悔すんなよ?」
マイキーは私の腰に手を回すと、深いキスをする。
“ちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、ちゅっ”
「んんっ♡ふぁっ…んんっ♡はぁっ」
キスの余韻に浸っていると、腰にあった手がお尻に移動する。
「けっ?やっ、マイキー?」
何?
何で私のお尻触ってるの?
マイキーの顔を見ると、無表情だった。
「後悔するなって言ったよね?」
「えっ?」
「それってさ…ぶち犯される覚悟があるってことでしょ?」
マイキーの目がギラギラしてる。
犯される?
そんな覚悟してないよ。
ヤバい。
逃げなきゃ。
私はただ、大好きなマイキーとキスしたかっただけなのに。
私は蛇に睨まれた蛙のようになった。