第2章 狗巻棘くんに愛されたい
「…コホッ…」
「………」
「…名前を愛してる…」
「………」
「…ケホッ…だから呪術師にはさせない…」
棘くんは、すごく小さな声で話す。
「…俺だけのものにする…」
私が傷を負ったから?
そんなこと言うの?
笑っている棘くんの真意は分からない。
けれど棘くんは狂ってる。
それだけは分かった。
私は既に棘くんの手中にいて、きっと彼の狂愛から逃れられないんだ。
まだ硬いモノを“ずぷぷっ”と動かし始める。
「んああッ♡」
乳首を引っ張られ、また身体が“ビクンッ”と跳ねた。
“ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ”
「ああッ♡乳首っ…一緒はっ…だめぇッ♡ああんッ♡」
“ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ”
「ああッ♡んああッ♡だめぇッ♡イクッ♡」
“ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ”
「またっ…イッちゃうぅッ♡んあああぁぁッ♡」
『孕め』
“どぷんっ、びゅーッ、 びゅーッ、びゅるッ、ごぷっ”
またナカに出される。
棘くんは、きっと私が妊娠するまで逃がしてくれない。
もう逃げられないんだ。