第18章 泣いてる小さな女の子
「どうちたの?」
しゃがみこんで、えんえんって、ないている女の子《おんなのこ》に。
ベルクは、優《やさ》しく聞《き》いたの。 べルクと、同《おな》じくらいの。
ちっちゃな、可愛《かわい》い女の子《おんなのこ》です。
「クゥンクゥン」
ブーリャも、心配《しんぱい》そうに 鳴《な》きながら。
「だいじょうぶ?」
って、女の子《おんなのこ》に聞《き》いています。
「「ベルク! ブーリャ!」」
ヴィントと ルーナも、かけつけてくれました。
「「ヴィント! ルーナ! ベルク! ブーリャ!?」」
パパとママも、慌《あわ》てたように、かけつけてきました。
「えんえんなの」
ベルクは、女の子《おんなのこ》が泣《な》いているの! って。みんなに|伝《つた》えました。
ママはしゃがむと女の子《おんなのこ》に 。
「どうしたの?」
って。優《やさ》しく聞《き》いたんです 。 でもね 。
女の子《おんなのこ》はびっくりしちゃったのかな?
泣《な》くのやめて 。
みんなを。 キョロキョロ、不安《ふあん》そうに見《み》つめてね。
「 パパ ぁ、ママぁ」
怖《こわ》くなっちゃったのかな?
女の子《おんなのこ》がまた泣《な》きだしちゃった……