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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第6章 6章 砕けた硝子の意味



『きっとこの国全部の人達が危険に遭うぐらい。さすがに言い過ぎか!でもそれぐらいの悲劇が起きないために、同じ眼を持った子を殺していたと思う。だって御先祖は慈悲の心を持った、とても優しい人だってあまねさんが言ってたし。それぐらい大きな理由がないと子供に手を掛けろなんて遺言残す分けないし、きっとそんな遺言を残すことにも心を痛めたと思う。』


なのに…

私は助けられた。


無「確かにそうかも知れないけど、いきなりどうした?」


そうだよね。

こんなこと急に言い出しら驚くよね。

でも…


『でも私はお母さんに助けらた。でも本当に助けてよかったの?』

無「そんなこと言っちゃいけない!どうしたんだよ絢蘭!」

『だってお母さんが連れ出さなければ、お母さんは死ぬことはなかった!!それに時透のお父さんが私を見つける事はなく、家族が村人から嫌がらせる受けることもなかった!!変な化け物に、お母さんとお父さんが襲われることはなかったし、ゆうとむいも危ない目に遭わずに済んだの!!』


思いを口にだしたら止まらない。

本当はこんな事口にしちゃいけない…けど

分かっているけど本来死ぬはずじゃなかったお母さんや、本当の我が子のように可愛がってくれた、時透のお母さんとお父さん、それにゆうとむいにも心も体も傷付けてしまい、しかもお兄ちゃん達の実の両親を死なせてしまった。


無「!!絢蘭一回落ち着いて!!」


何かむいの声が聞こえるけど罪悪感で一杯な私は止まらず泣き叫びながら続けた。


『いたとしてもこんな力持っていても、お母さんとお父さんを助けられなかった!!ゆうとむいの大切な家族を殺したのもは私!!しかも御先祖の産まれ代わりならきっといつか封印が解けてしまう!!そしたら多くの人がきっと犠牲なる!!そんなの耐えられない!!』


耐えられない!!

耐えられない!!

それなら…


『殺された方がよかった!!大切な人を死なせ、大切な家族を傷付け、家族から家族を奪った私が憎い許せない!!もうこれ以上不幸にさせたくない。死んでしまいたい…』

無「…」パンッ


後半は私でも訳分かんなくて。

ただもう何も奪ってはいけない

だから死んでしまいたい。

そう言った瞬間頬に痛みを感じ、顔を上げたらむいが涙を流し怒った表情をしてた。

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