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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第6章 6章 砕けた硝子の意味



もう大切な家族を失いたくない。

誰も傷付けたくない。


『今度こそ2人を守るから…』


守るから…

どうか…


『いなくならないで…。』

無「!!」


守るといった側から、もし盛られなかったらと考えてしまう。

まだまだ弱い私。

涙がまた出てくるし、思わず本音が言葉に出てしまった。

むいがびっくりしてるし、なにやっているんだろう私は。

また落ち込みそうになってるじゃん。


『ご、ごめん、今の忘れっ!!』


慌てて謝ろうと、むいに視線を戻そうと思ったら、体が暖かいものに包むまれた。

一瞬何が起きたか分からなかったけど、むいが抱き締めてくれているという事だけが分かった。


無「いなくならないよ。僕達…僕は。絶対に。」

そう耳元でいつもより低い声で言われ、心なしかむいの抱き締める力が強くなりドキッとしてしまった。


『むい?』


いつもと違うむいに戸惑い思わず声をかけた。

その瞬間温もりが遠ざかり、代わりに左手をを握られ、


無「チュッ」

『!!』

無「…。(絶対にいなくならないって誓うよ。僕のお姫様)」ニコ


突然の出来事に頭は大混乱!!

どうやらむいが私の左手の甲に口付けをしたみたい…。

何が何だか分からない!

むいの方を見ても笑顔を返されるだけで。

とにかく顔は熱いしドキドキが止まらない。

どうしちゃったのむい?


無「そろそろ戻って、寝よっか?」

『う、うん。』


むいは何事もなかったように立ち上がり、私に手を差し出してくれた。

私は頷くことしかできなくて、大人しく立ち上げて貰い家に向かうためむいについっていった。

その頃には恥ずかしさでいっぱいで、一人でモヤモヤしていたことなんてすっかり頭から抜け落ちていた。






















































































ただこの時ゆうがすべて見ていたことを私は、知らなかった。
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