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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ



だからと言って僕の周りまで警戒をしていた。
一切手を抜いてい居ていないのに、僕が斬った鬼より強い敵を瞬時に斬り伏せた。

初任務の時点でこんなに実力差がある事を改めて思い知った。
分かっていた事だけど、兄として、男として悔しい。
絢蘭を追い抜くことは無理でも肩を並べて戦えるように、もっともっと強くならないと。


 『むい!おつかれさま。これでオニはいなくなったね。はぁー。きんちょうしたぁ。上手くいってよかった。』

無「お疲れ様絢蘭。すごかったよ”無限の呼吸”。ようやく見ることが出来て嬉しかったな。2つしか見れなかったけど同じ呼吸の型なのに、全く違う系統でびっくりしたよ。壱の空間だっけ?あれ凄くきれいだった。透明な輝く星みたいなのが見えたと思ったら、いつの間にか倒されてたのもびっくりした。やっぱりお前は凄いな。全然緊張しているように見えなかったよ。僕は内心ビビっちゃったけど、何とか鬼を倒せてよかったよ。僕ももっと強くならないと。」

『むいの方がカッコよかったし、たのもしかったよ。むいが最初にこうげきをしてくれたから、私も落ちついてたたかえたんだよ。ありがと。でもこんなにオニが出る所が、他にもあちこちにあるんだよね。私ももっと強くなってたくさんの人をたすけられるようになりたい!これからがんばろうね!』


戦いが終わると口調や態度が戻っていた絢蘭。
普段の幼くあどけない様子に安心感を覚えた。
もちろん戦っている姿もきれいだけど、何故か別人のように感じてしまう。
大切な絢蘭が、僕の手が届かない所に行っしまうような。
だからその手を離さない為にも僕はもっと強くならないといけないんだ。
これからどんどん任務が増えるだろう。
任務で怪我をしないように、自分を鍛えて実戦を多く重ねて強くなる。
これが今の目標。

一先ずここの鬼退治が終わった事と、戦いの感想やこの後の事を教えてもらいに胡蝶さん達の元へ戻ることにした。
絢蘭は全然平気そうだけど、僕は鬼の威圧感や緊張もあって結構体力が減っている。
それを絢蘭と胡蝶さんに気づかれると心配されるだろう。
これからはさらに表情を出さないようにしないといけない。
普段なら明日には全て忘れるだろうけど、何故か今日の1日の事は覚えてられるような気がした。

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