万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ
耀哉からきかされている最強の鬼殺隊剣士”狗巻凛”。
彼女も戦う姿が天女の様だと伝えられている。
彼女の血を継ぎ、生まれ変わりではないかと言われている。
今回の戦いがより絢蘭が生まれ変わりだという事の証明に近づけている。
つまりこれから任務で誰かが必ず一緒だとしても、どこかで鬼舞辻無惨が接触してくる可能性が高い。
この事にも注意しなければならないとしのぶは思い改まった。
『ねぇね!天元のお兄ちゃん!おにたおしてきたよ。私とむいで一体づつね。二人ともどこもケガしてないよ。見ててくれた?』
天「おうご苦労だったな。初任務で格上相手に無傷で帰ってくるとか。流石というべきか。っつうか、今は普段通りに戻ってんだな?」
神社から出てくるとすぐにしのぶを見つけ、絢蘭は嬉しそうに駆け寄って抱き付いた。
無一郎はその後静かに追いかけてきた。
天元に労わってもらったが、最後の言葉に絢蘭は首を傾げるのであった。
そんな絢蘭の頭を撫でながらしのぶも笑顔で褒める。
し「二人とも初任務とは思えない程上出来です。よく頑張りましたね。最初に稀血を使っての作戦時も、独断で判断せず上官である私たちの指示にちゃんと従ってましたし。村人への聞き込みは慣れるまでしょうがないですが、今回のように鬼により困っている人が大勢います。多くの人を助けるためにも慣れていきましょうね。鬼との戦闘は文句なしで。二人で連帯を取りながら、隙を作り確実に頸を斬る作戦も見事でした。言葉は少々乱暴でしたが、鬼の血気術を上手く引き出ししっかり防いでいるのも見ていましたよ。そして鬼の頸を躊躇いなく斬ることが出来事に安心しました。鬼はズル賢い生き物です。時に言葉巧みに私たちを揺さることもあります。一瞬でも相手に隙を見せてはいけませんよ。」
しのぶに褒めてもらい、珍しく無一郎の表情も明るくなった。
こうして2人初任務は終わったのだ。
その頃額に痣をを持つ赤い瞳の少年が最終選抜に挑もうとしていた。
厄除の面を頭に着け。
鬼によって母と妹1人以外を殺され、その妹も鬼にされてしまった。
しかし、鬼となった妹を見捨てず、ある柱と育手との出会いで人間に戻すため2年間修行を終えた。
その少年の名は竈門炭治郎。
彼らとの出会いがさらに絢蘭や鬼殺隊に強い影響を与える事になる。
