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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ


Noサイド

無一郎が技を放った時の威力や、判断に感心していたしのぶと天元。
だが絢蘭が口を開き始めて”無限の呼吸”を発動してから鬼を倒すまでのスピードの速さに2人とも驚愕を隠せなかった。


天「おいおい。あいつらなんなんだ⁉無一郎は手合わせをしている時から刀の才能を感じていた。少しは鬼に萎縮しちまった見てぇだが、一歩踏み出した瞬間に顔つきが変わった。明らかに格上の相手を冷静に見極めていた。あいつだけでそこらの隊士の三人分の実力があるっつうのに、絢蘭はなんなんだ?刀を抜いた瞬間から別人の様だった。普段は見た目も口調も幼くてとても、刀を握れそうに見えねぇ。なのに、戦う姿は舞を流れるように舞う天女の様にも見え、鬼向かう姿は妖艶で大人っぽい。これが例の”狗巻凛”の生まれ変わりと呼ばれることなんだろう。実際に見た事ねぇのに狗巻凛って人物がどんな大物か少しわかった気がするぜ。」

し「そうですね。二人とも最終選別前よりとても強くなっていますね。まだ稽古つけて三週間もたっていないのに。無一郎君は才能ももちろんありますが、なにより絢蘭ちゃんの隣に立ちたい、力になりたいという強い想いがここまで成長させたと思います。では無かったら不死川さんの扱きを根を上げずにい続ける事は難しいと思います。絢蘭ちゃんの戦う姿は正直言って私も驚きました。稽古の最中も手を抜いている様子はありませんでしたし、新しい呼吸を作る時も真剣に考えていましたし。戦闘の件になると年相応以上の表情と口調になる事も知ってました。ですが宇随さんが仰った様に、まるで別人の様でした。鬼と戦ったているのに、舞を見ている様で美しい動きでした。一切無駄のない動きで確実に鬼を仕留める。鬼討伐事態は問題ないですね。後は人との付き合い方に慣れる事が出来るかが心配です。」


2人とも初めての絢蘭の実戦をみてまだ驚きを押さえられない様だ。
落ち着いた頃しのぶがぼそっと


し「ただ絢蘭ちゃんが鬼を挑発した言動…。これは不死川さんと伊黒さんにしっかり報告せねばいけませんね。」


言い切ったしのぶは笑顔だが笑っていない。
彼女の後ろから黒い靄を見て、天元は思わず身震いをしたことは秘密である。



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