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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ



鬼1【クソッ!黙って聞いてれば我々を愚弄しおって。】

鬼2【まぁよいでしょう。旨そうな男がそちらから来たのです。遠慮なく戴きましょ姉上】

鬼1【それもそうだ。娘の方は何やら旨そうな匂いがする。本来なら醜い女なんて食わないが特別だ。我らが存分に甚振ってから喰らってやろう。血気術氷毒弾これに当たれば損傷部分から凍り付く。さらに毒もあるから掠っただけで毒も浸食する。お前らはこの氷の弾丸の餌食になってもらおう。】


姿を現したのは2体の女の鬼。
どうやら姉妹で村の男連中を喰ってたみたい。
絢蘭挑発で怒り狂った鬼が血気術らしきもの放ってきた。
まるで弾丸の様に氷の塊が無数飛んできた。
確かに速いけど躱せないほどじゃない。
でも躱すのめんどくさいから、技で吹き飛ばそう。

フゥゥゥゥ。

霞の呼吸 参型 霞散の飛沫

この型は体を大きく捻ることで回転力を生み、縦方向に回転させる技。
この回転により攻撃を弾くことが出来る。
全ての氷の塊を弾けたから上手くいったみたいだ。


 『すごい!さすがむいだね。初めて見たけど綺麗でかっこいい方だね。むいの柔軟さと素早さがより強い型として完成されてる。私も負けてらえないな。』


絢蘭に褒めてもらえた。
僕の剣術は絢蘭より遥かに劣る。
だけど褒められると心臓のあたりが温かく感じる。
戦いの最中なのに彼女の言葉で癒され緊張しすぎていた体の力が抜けていく。
そんな中絢蘭は鬼に向かって走り出していた。
鬼の方も血気術をバンバン出してくる。


鬼2【生意気な餓鬼共ですね。血気中氷針の雨。お姉さまの正面の攻撃に対し、私の頭上からの無数に降り続く氷の針です。お姉さまの様に毒の効果はありませんが、広範囲に数百の氷が降り続きますわ。もちろんかすりもすれば、そこか氷付ますわ。】

 『ふーん。すごい血気術だね。でも当たらなきゃただ雪が降っているのと同じだけど。このままよけ続けてあんたたちの首を刎ねてもいいけど私もむいに見て欲しいからやっちゃおうかな。』


刀で弾くこともせず、難なく躱し鬼に近づく絢蘭。
絢蘭の速度だから出来ることだと思う。
しかもまだ3割ほどの速さだ。
本気をだされたら当然追いつけない。
絢蘭はご丁寧に鬼の戯言に付き合いながら、攻撃をかわしていた。
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