万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ
まぁ鬼を斬ることに何ら問題はないし、むしろバンバン使って構わないと考えているのがしのぶである。
なんなら反転術式をものにしたいと密かに思っている事はない蜜だ。
天元が信じられないという表情をしながら4人で15キロ先の任務地の村へ向かう。
通常なら新人の初任務はこんなに遠くではない。
遠い場所だとしたら、2,3日前に現地に行き情報収集を行う。
そして万全の準備の中緊張を抱え任務に向かうのが普通だ。
だが2人に任された初任務は通常なら辛ぐらいの隊士が担当する難易度だ。
しかも当日に知らされるなど、絢蘭の能力がなかったらありえないのだ。
そんなありえない初任務地に通常の半分の時間でたどり着いてしまった。
天元半分呆れた表情をしている。
『ついた!でこれからどうするの?まだオニは出てこないと思うけど。さきにじんじゃ?だっけ?そこにいるオニたおしに行く?ここからじゃちょっと遠くてどんなオニかわかんないから、近くまでいけたらいいんだけど。』
無「まだ日暮れ前だし、鬼に気付かれない程度まで近くに行こうか。まぁ絢蘭が見なくとも絢蘭より弱いだろうからこのまま行っちゃってもいいと思う。」
とんでもない速さでたどり付いた2人は、やはり考えもとんでもなかった。
おそらく複数鬼がでるこの村で、最も強いとされる鬼が神社にいる。
神社内は日光を通さないため、日中でも活動可能なのだ。
だからといっていきなりボス戦に挑む気満々の2人。
黄[少し待ちなさい。予定では日暮れに到着予定だったけど予想以上に早くついてしまったわね。神社の鬼を倒すことも大切だけど、まずは被害が多い村に出る鬼について情報収集をしましょう。本来は先に情報収集するのが鉄則なのよ。覚えておきなさい。ただ貴方達は情報取集が苦手だろうから、蟲柱と音柱にお手本を見せてもらいなさい。徐々に慣れてきたら貴方達も頑張って聞き込みをしましょう。情報収集の練習だと思って、大切だからしっかり覚えること。いいわね?集めた情報をもとに作戦を立てて鬼を倒しましょう。鬼を倒すことも大事だけど、今日貴方達が着いたのだから絶対に被害者をこれ以上出さないことが大切。怪我人の救助や救出も大切な事だから、もしいたら自分で応急処置できるよう蟲柱に教わるように。]