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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ



黄[あなたの鎹鴉をもう少し構ってあげなさい無一郎。まぁ今日のところはいいでしょう。これからの貴方達の任務について私たちが伝えることになるわ。そして初の任務地はここから西北西に十五キロいった小さな村になるわ。その村にも二~五匹鬼が出るけど、本命は神社にいる鬼。血気術はもちろん強さも新人が相手にするには厳しすぎる。けど絢蘭と無一郎なら問題ないはずよ。ただ今回は村人を守りながら戦わないといけないわ。それと被害、つまり怪我人や死者の確認も必ずしなければならない。そこが最終選別と大きく違う所。戦う術がない者を救い、それ以上鬼の被害に合わせないために戦うのが貴方達鬼殺隊の任務だと再認識しなさい。]


黄金の声色が変わったせいもあるのか、さっきまで笑顔だった絢蘭も顔を引き締め真剣に聞いている。
無一郎も黄金の情報を頭に叩き込んでいる。


実「確かに新人が行く任務の内容じゃねぇなぁ。まず初任務が二人っつうことがありえねぇからな。新人同士組ませても逆に足の引っ張り合いになりかねねぇ。まぁお前だから出来ることだが、いくら最終選別で無双したからとはいえ環境が違いすぎる。ほんとに大丈夫かぁ?」

し「確かに心配ですね。選別時は人が大勢いたとはいえ、剣士を目指す者達でしたし。今回は守るべき対象がいてさらに村単位。大体初任務はそこまで人が多くない場所が選ばれるのですが、やはりお二人の実力の再確認ということでしょうか。ですが、特に人見知りの絢蘭ちゃんが村人達に警戒してしまわないかしんぱいです。それに被害を目の当たりにして記憶を悪い意味で刺激してしまうのではないかと。ですが、それも含め任務を遂行できないと鬼殺隊は努めていけないという事でしょう。」


やはり実弥やしのぶの表情には心配の文字が浮かんでいる。
他の柱達も今は二人の事情を知っているため表情が優れない。


黄[二人の心配もわかるわ。だけど耀哉は大丈夫だと判断を出している。絢蘭達の本当の意味での実力を図るためでもあるわ。一般人を助け守りながら任務を果たせるかを。それにあたって耀哉から柱2名に付き添ってもらいたいと指令が出ているわ。あくまでも後方から見守る形で、もしもの時動けるようにと。一人は蟲柱に。体調面と絢蘭の持つ稀血の能力を見て欲しいのよ。もう一人は貴方達に任せるわ。]


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