万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ
眼がぱっちりし本人より張り切ってる烏が、無一郎の鎹鴉である銀子。
とてもおしゃべりで自我が強く、この2週間無一郎の傍にいる日が多く、柱の鎹鴉にも物怖じせずに話していた。
まぁ柱の鎹鴉だけあって相手をしなかったり、優しく付き合ったりと上手く対応していた。
そんな鎹鴉達が頭の上がらない存在なのが、長年鎹鴉達の教育係を務めていた唯一の鷹である黄金だ。
この黄金は鎹鴉や通常の鷹より遥かに長生きで5代前の産屋敷当主の時現役を務めていたとか。
それからは後輩育成に努めていたが、今回絢蘭の鎹鷹として現役復帰したのだ。
本来は絢蘭にも鴉がつけられる予定だったが、彼女の速さや特殊能力、記憶障害などを考慮し全ての条件にあうのが黄金しかいなかったのだ。
銀子の暴走を鎮める役目があるのもここだけの話。
早速興奮気味の銀子を鎮める黄金が、絢蘭の肩で体制を変えた。
『あれ?こがねちゃんどうしたの?今日朝からすがたが見えなかったかったからさみしかったよ。』
黄[ごめんなさいね。貴方達の日輪刀がこの間届いたでしょ?という事は、任務がいつ入ってもおかしくないの。私も久しぶりの現場だから、最終調節や後任の烏の教育係への連絡などやらなくてはいけないことを片付けていたのよ。それに丁度絢蘭と無一郎の初任務を受けたわ。感覚を戻すためにも下見をしてきたし安心して。私達がしっかりサポートするから。]
銀[そうよ!私が見守るから安全よ無一郎!]
『そうだったんだ!ありがとうこがねちゃん。それで初にんむ?いよいよだね?』
無「それで場所はどこ?」
いまいち初任務の重要さが分かっていない絢蘭とその様子をまるで母の様に優しく見守る黄金。
そんなことおかまいなしに無一郎にべったりの銀子。
そして銀子ではなく黄金に聞き返す無一郎。
カオスな空気間を苦笑い浮かべつつ”2人の初任務”という言葉に少しの緊張が漂う柱達。
いよいよ鬼殺隊士としての初任務日を迎えることになった。