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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ



さっそく前田の公開処刑というなの隊服チェックが始まった。
実弥の傍にいつの間にか小芭内も険しい表情でやってきていた。
彼自身にはもちろん被害はなかったのだが、仲の良い蜜離がえじきになってしまったのだ。
しかも蜜離自身人柄がよく、人をあまり疑わず困っていたなんでも承知してしまう勢いだ。
そのため今の大きく胸元が開いた隊服を始めは疑問に思ったのだが、前田にいいように言いくるめられてしまったのだ。
女性は皆同じ様の隊服になっていると。
だが、後日しのぶに会った時彼女が通常の隊服を着ていた。
聞いて見た所、同じような隊服を渡されたがおかしいと思い問いただしその場で燃やしたとの事。
後日通常のものが届いたと。

そのことに驚き酷くショックを受けた蜜離は、ありのままを小芭内に話したところブチ切れて前田の元に向かったらしい。
なんでも蛇の様に鋭い目で説教を永遠とネチネチいわれつづけたとか。

そんなこともあり小芭内も警戒しているのだろう。
自分の見た目に怖がらずまっすぐな瞳と心で見てくれた絢蘭を。
手合わせ際助言したことを素直に聞き入れ自分のものにする彼女を心から応援しているのだから。

実弥が一つ目の風呂氏を広げた。
中身は一見普通の隊服の様だ。
絢蘭より一回り大きいし、下が袴になっていたので無一郎のだろう。
フッと息を漏らし無一郎達の方を向いた。


実「おい無一郎!お前の隊服は注文通りできてるみてぇだ。大丈夫だろうが、来てみて違和感があったらそこの前田…じゃなくて俺に言え!こいつの代わりの裁縫担当に頼んできてやるからな。」


さっきまでの険しい表情をいったん隠し、無一郎を呼び隊服を渡した。
無一郎の注文通り、袖や裾がゆったりと広がっており隊服自体もやや大きめに作れている。
ぴったりのサイズだと動きが悪くなることを懸念してわざとそう頼んだのだ。
今思うと霞の呼吸の使い手らしい隊服になった。

義勇が付き添い、さっそく無一郎が隊服を着るため場所を移動しようとしたとき、やはりそれは起きた。
ある意味期待を裏切らないのが、この前田という男だ。

二つ目の風呂敷をあけ中身を確認する実弥。
だが徐々に表情が険しくなってく。
無一郎の隊服を見て自分のが待ち遠しくなったのだろう。
しのぶを引っ張りながら絢蘭も瞳をキラキラさせてやってきた。

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