万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ
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日輪刀のお披露目から、二人の過去や現状についてとうとう説明された。
当初懸念されていた二人の様子は、時折頭を押さえる事はあったが、しのぶが付きっ切りで寄り添っていたので大事にはならずに済んだ。
さらに有一郎や呪術師や呪術高専についても簡単に説明され、向こうで、教育と任務がある事も伝えられた。
大抵の人なら頭がパンクする内容と情報量だ。
だが、流石は柱達だ。
少し考えをまとめる節を見せたと思ったら既に理解しており、耀の思う通り彼らは改めて二人の味方になり鬼舞辻無惨から守ると誓ったのだ。
それから三日後。
集まれる柱達が、二人の呼吸の型を完成させるために屋敷の庭に集まっていた。
義勇の言った通り、二人は最初はいつも通りくっついていたが、いざ取り込むと別々に分かれ試行錯誤している。
無一郎には実弥を初めとする男性陣。
絢蘭にはしのぶや蜜離、そして当然の様に小芭内も。
義勇は二人の間を行ったり来たりしている。
これにはもう一つの目的として、いつかは別々で任務で当たる事もあるから、その為にも離れている時間を作る事が大切だった。
まぁ絢蘭には必ず柱ともに任務になるが、合同任務も後に多くなるだろう。
だから大勢いに囲まれることに慣れる事としても柱を始めとし
隠たちにも密かに協力してもらっているのだ。
そんな状況にも慣れてきたのか、絢蘭は時に今まであまり話してない杏寿郎や天元に自ら趣き助言をもらいに行っている。
いい傾向だ。
無一郎も絢蘭を守る、隣に立つという意思が強いため真剣に霞の型を作る事に励んでいる。
無一郎も今は必要に感じてるのだろう。
柱達に疑問を自ら聞いている様子が見られていた。
そんな変化も影響しているのか、それとも二人の才能か3日目二人とも型が完成していた。
絢蘭の呼吸は何せ分からない方が多い。
いくつか必要な攻撃を聞き、後は1日ほどで拾弐型まで作ってしまった。
無一郎はもっと威力が出るように、再び手合わせで調整する様だ。
相変わらずの規格外の成長を皆が喜んでいる。
早速無一郎と絢蘭のお互いの型をお披露目を含めた手合わせをすることに。
念のため二人の傍には柱が待機している。
絢蘭の呼吸がどのくらいの威力か未知数だからだ。
加え使い手が彼女だから柱はいざという時の保険だ。
