万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ
義勇side
今日何度目かの驚愕声が上がる。
無理もない。
俺も聞かされた時は驚きすぎて声が出なかった。
耀「”狗巻凛”についてもう少し私がしている範囲で話そう。彼女は最初は剣士ではなく、”呪術師”として最強と言われその界隈野頂点として他の呪術師をまとめ上げていた。呪術師は”術式”という術で鬼とは違う化け物を倒している。 呪術師は鬼殺剣士の呼吸と同じように、一つの術式しか使えないらしい。だけど彼女は複数の術式を使いこなしていた。まぁ今は”呪術師”の話は後にしよう。そんな彼女が普段の化け物と違う鬼に遭遇した事が鬼殺隊の始まりだと言われているんだ。鬼という存在を知り皆が使っている呼吸法を思いつき、そして”無限の呼吸”が生まれた。実はわずかの者は知っていることなんだけど基本の呼吸と言われる五大呼吸が始まりの呼吸と思っている者がほとんどだと思う。だけど五大呼吸の元と言われる”始まりの呼吸”と呼ばれる呼吸があるんだ。ちなみにこの”始まりの呼吸の剣士を祖先に持つのが無一郎なんだ。」
突然自分の名を出されたことに少しばかり驚く無一郎。
そして一気に視線を彼に向ける柱たち。
今日は皆の視線や感情が大忙しになるのだろう。
耀「ごめんね無一郎。驚かせたかな?彼の話も重要だけど先に呼吸の話の続きをしよう。始まりの剣士は双子だったと言われている。おそらく彼らと会うまで”狗巻凛”は一人で鬼を倒し続け、鬼舞辻無惨を追いこんだと思われる。本当は彼女が使う”無限の呼吸”こそが”本当の始まりの呼吸”であり、”始まりの呼吸”自体も派生の呼吸なんだ。こんな事を記されていた。始まりの剣士や、五大呼吸の初めの使い手には彼女自身がそれぞれに合った呼吸と様々な型を教えたと。だから彼女も当たり前のように全ての呼吸を使えたんだ。彼女自身が生み出したのだから。その後は始まりの剣士たちが後世に伝えていきその中で様々な派生の呼吸も誕生したんだ。私は皆は鬼殺隊最盛期と同等の力を持っていると思っているよ。そこに始まりの剣士の子孫である無一郎。そして”狗巻凛”の生まれ変わりとも思われる絢蘭がこうして鬼殺隊に加わってくれた。私は私自身の代で鬼舞辻を倒したい、倒せると思っている。どうか皆の力貸してほしい。」
生まれ変わりという言葉に今度は絢蘭に視線が向く。
