万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ
耀「さて前置きが長くなってしまったね。この子達のこと。特に主人公の持っている特殊な力について、この子達の生い立ちや君たちは知らない鬼殺隊のことなどきっと驚くことばかりだと思う。でもこの子達を理解し味方になって欲しいんだ。君たちを信頼して話そう。無一郎と絢蘭にとってはつらい事を思い出さねければいいんだけど。もし辛くなたらすぐに私やしのぶに言うんだよ。」
さっきまでとは違う緊張感が漂いを強く感じているのか、絢蘭は萎縮し、瞳には不安と戸惑いが表れている。
俺が近くに行って慰めてやりたい。
だが同じくいやそれよりも早く、異変に気付いた無一郎と胡蝶がすぐに寄り添っていたから俺が行かなくてもよさそうだ。
といっても俺なんかが行っても意味なんてないかもしれないな。
静かにため息をつくと、お館様が話を再開された。
耀「長くなるけどまずは、絢蘭の呼吸と“本当始まりの呼吸”鬼殺隊の創設者についてを少し話そうか。絢蘭の呼吸は”無限の呼吸”だと思われる。すべての呼吸が使えること、そして彼女の瞳の色と刀の色。さらに絢蘭が持つ”呪力”と呼ばれる力。それらは、産屋敷家が代々大切に保管してきた同じ呼吸を使っていたある人物の特徴とほぼ一致するんだ。」
俺たちを除いた柱たちが困惑や疑惑の声があちこちから上がる。
杏「お館様!”無限の呼吸”とやを聞いたことありません。俺の生家にある様々な資料にも見たことはありまん。お館様をうたがうわけではないが、そんな呼吸本当に実在するのですか?」
耀「そうだね。杏寿郎が疑問に思うのも正しい。先ほども言ったけど絢蘭の前に同じ呼吸の使い手がもう一人だけ実在したんだ。だけどその人物ついては次に同じ呼吸の使い手が表れるまで、最高機密の最重要資料として当主のみがしる場所で厳重に保管されているんだ。もちろん当主であっても次の使い手が表れるまで中身を見ること禁止されている。その最初の”無限の呼吸”の使い手である”狗巻凛”という人物。彼女は絢蘭のような透き通りなんで見える透明な瞳を持っていて刀の色も同じような透明であったとだけ記されてた。実は”狗巻凛”はこの鬼殺隊の創始者。日輪等で最初に鬼を滅ぼし後にただ一人で鬼舞辻無惨をせん滅寸前まで追い込んだといわれている。」