万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ
井「あっ!これはこれは長いをして申し訳ございません。儂としたことが付い刀に見とれちまいまして。もちろんここで見聞きした事は里長に最低限の報告しかしませんで、ご安心を。それでは儂はお暇させて頂きやす。兄ちゃんと嬢ちゃん。刀が刃こぼれや破損したらいつでも儂か刀鍛冶の里に使いをだしな。新品同様に打ち直すからな。まぁ一番はしっかり手入れして大事に使ってくれるのが俺達にとってはそれがい一番売れ良いけどよ。まぁ頑張んな。」
2人に軽く微笑みかけ、お館様や俺達に一礼するとひょっとこの面をかぶり隠と帰っていった。
その様子を見届けたお館様は”何から話そうか?”と明るくおしゃったが、とこが悲しげな空気を感じる。
俺自身もこの兄妹の境遇や発見した時のことを顔を見るたびに思い出す。
俺は人の機微には疎いが、この兄妹には直接現場であっただろか、ボロボロですべてのものを拒絶していた姿が目に浮かび、胸が痛むと同時に怒りが沸く。
怒りをぶつける相手がいなくそれにも苛つくが、今では特定の人物に見せてくれる年相応の愛らしい笑顔を俺に向けてくれる。
それだけで怒りや苛つきなどはすぐに消えてしまう。
俺はここにいる柱達とは違うが、この笑顔は必ず守りたい。
だからこれからお館様が話されることが、2人の辛いことを思い出さない事を祈ることしかできない。
耀「これから話すことは、鬼殺隊にとって無惨を倒す光にもなるし影にもなる。特に絢蘭は鬼殺隊の大きな光となる。だからどうか君たちの胸にしまって刻んで欲しいんだ。義勇としのぶはこの子達をある場所から保護ししてくれた。実弥は当時の大きな任務の当事者だった。だからこの三人には全て話し、記憶喪失で人間不信になっていたこの子達の面倒もお願いしたんだ。皆には、この子達自身が鬼殺隊に入りたいと思った時話そうと考えてたんだ。あまりにもこの子達にとっても、鬼殺隊にとって重大な事。絢蘭達にとっては大きな重荷にもなりえる。だからこの時まで皆には話せなかったんだ。すまなかったね。決して君たちを信頼していない訳ではないんだ。あくまでこの子達を守るために時間が必要だった。でも私の予想より早く選抜にってしまったからね。私が心配しすぎだったかもしれない。」
お館様は慈愛に満ちた眼差しで二人に向けていた。
