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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第18章 日輪刀と二人の力・・・そして初任務へ



御「さて次は絢蘭の日輪刀の番だよ。私も鉄珍から少し聞いているけど、流石君が狗巻凛氏の生まれ変わりと呼ばれるだけある。いやそれ以上かもしれない。刀鍛冶の里で代々守られ続けられた刀の指南書以上の物が出来上がったと聞いている。君が選んだ玉鋼も一級品だと聞いている。私もまさか目が黒いうちにその様な1品にお目にかかれるとは思ってもいなかったから、とても楽しみだよ。」


優しく彼女の頭を撫でながらこれから披露される刀に、珍しく期待が隠せていない耀哉。
それはそうだ。
一千年以上前の鬼殺隊の始まり。
つまり一番初めの刀が、ここにあるのだから。
だが、その刀の持ち主になる絢蘭は無一郎でさえ先程とは違い緊張しているし、しのぶ達は柱達も緊迫した様子なのにいつも通りである。
耀哉に頭を撫でられて少しご機嫌。

ただ徐々にピリ付いた空気に耐えられず、しのぶの近くに行き腕にしがみついた。
いつも以上に人が集まり、初対面の刀鍛冶もいてただでさえ人見知りで不安と警戒心が高まっている。
無一郎の日輪刀披露の際に少し和らいだものの、今は最初より緊迫感が凄い。
通常の隊士でもビビるだろう。
人の感情起伏に敏感な絢蘭は今にも泣きだしそうである。
ただ何でこんな状況なのかは全く分かっていないのだ。

そんな彼女をしのぶが優しく諭す。


し「怖がらなくても大丈夫ですよ絢蘭ちゃん。ここにいる誰一人貴女の事を責めたり怒ったりしているわけではないんです。ただ貴女の刀がとっても珍しく貴重な物なので、一緒に拝見する私達も緊張してしまっているのです。ごめんなさいね。ただ緊張しているのも確かですが、貴女の刀がどの様な日輪刀を手にしどの呼吸を扱うのかとても興味があるんです。不死川さんや冨岡さん、煉獄さんのように一般的に”刀”と呼ばれる物か。それか私や蕜鳴嶋さん、甘露寺さんや伊黒さんの様な特殊な形状をしているのか。何せ私の刀も里長に打っていただいたものなんですよ。さぁどんな刀か見せてもいましょう。」


びくびくしながらも、頷きゆっくりと刀を鞘から抜いていく。
一見見た目には普通の方の違いがない。
絢蘭の身長にしては長い事以外は代わりがない。
本人以外が頭に?浮かべていた。

皆の困惑な表情に、ニヤリとし鉄井戸が刀の説明を始めた。

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